ぱんだ君ぱんだ君

植毛したいわー


ねこ先生ねこ先生

すればええやん


ぱんだ君ぱんだ君

ちゃうねん、植毛したいけど怖いんや


ねこ先生ねこ先生

なるほど。そんなら植毛について教えたるで

どうも薄毛マンです。

薄毛マンは過去2回、植毛手術をやりました。

植毛して後悔は全くしていません。

それどころか本当にやって良かったなーと思います。

植毛してなかったら今頃はハゲ散らかして、今の彼女とお付き合いもしていなかったかもしれません(笑)

植毛は髪の毛を増やすメリットもありますが、逆にデメリットもあります。

今回は植毛手術のデメリットを中心にお話したいと思います。

植毛手術とは

■植毛手術とは、頭皮に直接毛髪を植え込む外科手術です。

増毛を目的とし、薄毛やハゲなどの悩みを改善する方法ですが、立派な手術でもあるため医療行為として位置づけられています。

自分の毛髪を植毛する方法と、人工的な毛髪を植毛する方法があり、現在においては自分の毛を直接植え込む植毛方法が主流となっています。

詳しい手術内容においては、頭皮を切り取る方法と、切り取らない方法があります。

すべて日帰りでできる手術方法です。

ぱんだ君ぱんだ君

日帰りでできるんか!


ねこ先生ねこ先生

せやで、手術後すぐに家に帰る事も可能やな。

植毛手術の種類

■植毛手術には、自毛植毛人工植毛の2種類の植毛方法があります。

さらに詳しく術式を見てみると、FUT法と呼ばれる頭皮を切り取る術式と、FUE法と呼ばれる頭皮を切らない術式に分かれます。

  • FUT法(メスを使う)

後頭部などの頭皮を狭い範囲で直接切り取り、毛髪を採取します。

  • FUE法(メスを使わない)

毛髪が多く残っている部位から2~3本ほど、毛髪をくり抜いて採取します。

自毛植毛と人工植毛には、毛髪を植え込む方法に違いがありますが、それぞれどんな手術方法なのか、詳しくみていきます。

自毛植毛

自毛植毛は、その名の通り、自分の毛髪を植毛する方法です。

特に男性は、男性型脱毛症(AGA)と呼ばれる薄毛に悩まされる人が多く、毛髪が多く残りやすい後頭部や側頭部などの部位から毛髪を採取し、薄くなっている部位へ移植する手術方法です。

残っている毛髪を、薄毛が目立つ部位に移植することで増毛を期待し、薄毛そのものを目立たなくするという効果があります。

メリットとしては、自分の髪の毛を皮膚ごと移植するため、毛髪の定着率が高くその後も健康的なしっかりとした毛が生えてくることが期待できる方法です。

人工植毛

反対に人工植毛とは、人工的に作られた毛髪を自分の頭皮に植毛する手術方法です。

ポリエステルなどの合成繊維が使用されることが多く、研究や開発が進んだことにより、人間の毛髪とさほど変わらないほどの仕上がりとなっています。

人工植毛のデメリットは下記でお話します。

ぱんだ君ぱんだ君

切らなくても植毛できるんか!


ねこ先生ねこ先生

せやで。FUE法ならメスを使わんで済むで


ぱんだ君ぱんだ君

切るのが怖いからFUE法にする!


ねこ先生ねこ先生

まてや。FUE法にもデメリットあるで


ぱんだ君ぱんだ君

え?デメリット?

植毛手術のデメリットとリスク


■植毛手術はあくまでも医療行為です。

植毛手術を受ければ、「すぐに薄毛や抜け毛が改善される」と思い込んでいる人も多いと思いますが、医療行為として施される手術には、どんな時でも高いリスクが伴います。

髪が生えてこなかった例もありますし、100%成功する保証はありません。

他にも様々なリスクがあり、手術を受けるうえでのデメリットともいえるでしょう。

では、実際どんなデメリットがあるのかご紹介していきたいと思います。

ねこ先生ねこ先生

ちゃんとリスクも把握してから植毛すべきやで

植毛手術の費用は高い

植毛手術には、まとまった費用が必要です。

1回だけの施術では終わらないことが多く、2回3回と手術を受ける必要があるため、結果的にかかる費用が莫大なものとなる傾向にあります。

1回の手術で植毛できる密度が限られているため、植毛する本数が多ければ多いほど、手術回数も増え、費用も膨れ上がります

数百万単位になることもあるため、手術を受ける際にはある程度の資金が必要です。

薄毛マンは2回植毛しましたが、合計250万くらいかかっています。

  • 2500本前後(1000株)の毛髪を植毛した際の、おおよその費用の比較
【FUT法(メスを使う)を選択した場合】

■自毛植毛にかかる費用
80万円~120万円前後

■人工植毛にかかる費用
65万円~100万円前後

【FUE法(メスを使わない)を選択した場合】

■自毛植毛にかかる費用
100万円~200万円前後

■人工植毛にかかる費用
65万円~100万円前後

メスを使わずに毛髪をくり抜くFUE法の方が高度な技術を要するため、手術にかかる時間も長くなり、かかる費用も高くなる傾向にあります。

そのほか植毛する毛髪の本数や手術方法、細かい術式によって大きな差が現れることも、植毛手術の特徴の1つです。特に人工植毛は現在あまり施術されていないため、平均的な費用金額がわかりづらくなっています。

人工毛だとさらに費用がかかる

人工毛は手術自体は安いですが、移植した毛髪が抜け落ちるとメンテナンスをしなくてはいけません。植え直さないとハゲに逆戻りしてしまいます。メンテナンス費用がかさむので結果、自毛植毛より費用が高くなります。後々の事を考えるとあまりおすすめはしません。

植えなおすのにさらにお金がかかります。

いずれにしても、植毛手術は保険適応外の自由診療となるため、高額な費用がかかってしまうことには間違いありません。

植毛手術後は痛い

薄毛マンは2回の植毛(両方ともFUT法)のうち、2回とも術後の痛みがありました。

植毛した直後は麻酔が効いてる為、痛みはありません。しかし麻酔が切れ始めると、後頭部のメスを入れた所がズキズキしてきます。

クリニックで痛み止めの薬を貰えるのでそれで対処しましたが、夜は少ししか寝れませんでした。2~3日は痛みを我慢するしかありませんが、1週間もするとほぼ痛みもなくなります。

移植した部分の痛みはありませんでした。痛みより痒みの方がしんどかったです。

傷跡が残る

植毛手術は、れっきとした外科手術です。

特にFUT法を選択すると、後頭部に傷跡が大きく残ります。

 

薄毛マンはこんな感じで切り取りました。

毛髪が残っている部位から頭皮ごと直接切り取るため、どうしても傷跡が残ってしまいます。

うまく毛髪で隠せることができれば問題ありませんが、切り取る部位や範囲が広がればその分傷口は大きくなり、結果として目立つ可能性もでてきます。

坊主やスキンヘッドにするとバレますので覚悟は必要です。

逆にFUE法は傷が目立ちにくいです。しかし、一度にたくさんの移植ができないうえに費用も高いです。

高密度にしたいならFUT法一択だと思います。

後頭部がつっぱる

植毛手術(FUT法)は後頭部の皮膚を切り取って縫合するので当然つっぱり感がでてきます。頭皮が硬い人ほどつっぱり感は大きくなると言われてます。

手術後は、しばらくつっぱったままで生活しなくてはいけません。

つっぱり感は日が経つごとに慣れ、最終的に全く気にならなくなります。

ワンポイント
手術直後は軽く上を向いて行動した方が良いです。手術直後は後頭部がつっぱっているので、下を向くと後頭部の縫合した皮膚が引っ張られ痛みが増します。つっぱり感が無くなるまでは、無理しない程度に上を向いて生活するのがおすすめです。

ショックロスの恐れがある

植毛手術をしてから数が月の間に髪の毛の量が減ってると感じる事があります。それをショックロスと言います。

ショックロスとは手術した際に、既存の毛が抜けてしまう症状を言います。主な原因は麻酔などの影響で髪の毛のサイクルが乱れ、それが脱毛を起こす原因になります。

ショックロスが起こる確率は15%程と言われてますが、通常ならば半年~1年で元通りになると言われてます。

髪の毛が元に戻ると言われてもショックロスが起きてしまったら不安な気持ちになってしまいます。

ちなみに薄毛マンは1回目に軽くショックロスが起きましたが半年ぐらいで治りました。

生え際の不自然な仕上がり

手術を施す人の技量にもよりますが、自分の毛髪を移植しているはずなのに、やはりその生え際が不自然に見えることもあります。

 

さらに植毛した場所の頭皮は、毛穴が大きくなるためアップで見ると皮膚がでこぼこに見えます。それに加え、うぶ毛が無いのでじっくり見られるとバレる可能性はあります。

ちなみに薄毛マンが植毛手術をしたのは約10年前なので、今ではもっと植毛の技術が進化してると思います。人によって髪質も違いますので、植毛の仕上がりは個人差が出ると思います。

薄毛マンはおでこを前髪で隠しているので基本バレませんが(笑)

植毛した事がバレる可能性がある

植毛手術は日帰りできますが、頭に包帯を巻いたり、移植した部分にかさぶたができるのでバレやすいです。

基本かさぶたが取れるまで、移植した部分は赤みを帯びているので目立ってしまいます。

薄毛マンはM字付近の植毛がメインだったんですが、植毛後のかさぶたを前髪で隠せたので会社に行ってもバレませんでした。

その時の職業は運転手でした。やはり人と会う機会が少なかったのでバレなかったとは思いますが(笑)サラリーマンだったらバレてたかもしれませんね。

ワンポイント
植毛手術の日はなるべく髪の毛を伸ばしていきましょう。短髪より長めの髪の方がごまかしやすいです。また、FUE法はメスを使わないのでFUT法よりバレにくいです。

頭皮の荒れ

手術そのものが頭皮にとっては大きなダメージとなるものです。

そのため、手術直後は赤みを帯びることがよくありますが、しばらくするとやがて引いていくことがほとんどです。

しかし手術後のケアを怠り、傷口から雑菌などの細菌が侵入してしまうと、化膿して痛みや腫れを起こしてしまうこともあります。

植毛は外科手術なので術後のセルフケアも大事になってきます。

ちなみに薄毛マンは手術を受けた数日後、後頭部の傷跡にできものができました。化膿止めの薬をぬりぬりしたら治りましたが(笑)

髪の毛が生えない事もある

植毛手術をしても必ず誰しも増毛が期待できるというわけではありません。

定着率は手術によって変わります。

基本的にFUE法(切らない植毛)よりFUT法(切る植毛)の方が定着率に優れ密度が高いと言われてます。

定着率が悪いと発毛が悪くなり、思ったような効果が得られない可能性もあります。

ワンポイント
毛髪には毛の生え変わりのサイクルである「毛周期」と呼ばれるサイクルがあります。新しく植毛された毛髪にももちろん毛周期が再開されるはずですが、移植した髪の毛のサイクルがうまく回らなければ、そこから先の健康的な発毛は期待できなくなります。このような事態も発生するため、これもリスクの1つと認識してから手術に臨む必要があります。

ぱんだ君ぱんだ君

リスクだらけやん・・・


ねこ先生ねこ先生

せやな、そのくらいの覚悟がないと植毛したらイカンっちゅーこっちゃ


ぱんだ君ぱんだ君

わし、覚悟が足りないかもしれん

植毛手術のメリット

植毛手術には、デメリットばかりでなくメリットもちゃんとあります。

単純に「髪が増える」という事です。

自毛植毛の場合、自分の毛髪を移植しているためきちんと定着さえしてくれれば、そこから先は、他の既存の毛髪と同様に発毛していきます。

頭皮環境や、毛髪の毛周期サイクルによっては健やかに発毛しない場合もありますが、育毛剤や育毛シャンプーなどを使い、きちんとしたケアを心がければ、植毛した毛髪をキープしていけます。

植毛後は自分の毛髪であるため、メンテナンスの必要性がなく、手入れがとても簡単です。

移植した毛髪がきちんと定着することにより、目立っていた薄毛の部位が改善されて自分に自信がつくはずです。

これ以上の財産はありません。

  

まとめ

植毛手術は、一見とても手っ取り早く薄毛や抜け毛を改善してくれる夢のような手術にも思えるものです。

ですが、あくまでも医療行為であり、外科手術として扱われることを考えてもわかるように、それなりに高いリスクを伴う増毛法でもあります。

莫大な費用だけでなく、術後の頭皮トラブルのリスク、効果、傷跡など、デメリットも多いため、安易にとりかかることはとても危険です。

どういった手術内容でどのようなリスクが伴うのかをしっかり理解したうえで、検討し、莫大な費用やリスクを負ってもする価値があるかどうかの判断をする必要があります。

ぱんだ君ぱんだ君

なるほどな。勉強になったわ。

ねこ先生ねこ先生

自分で納得できたら植毛するんや

ぱんだ君ぱんだ君

うん。明日植毛してくるわ!

ねこ先生ねこ先生

・・・。(まるで分かってないなコイツ)